インフルエンザと風邪 (12月)

インフルエンザと普通の風邪(普通感冒)の違い新橋外来センター:インフル

 インフルエンザと風邪(普通感冒)とは、まず原因となるウイルスの種類が異なります。風邪の多くが喉の痛み、鼻汁、くしゃみや咳などの症状が主で、全身症状はあまりみられません。それに対しインフルエンザは38℃以上の高熱が特徴で、頭痛、関節痛、筋肉痛などの全身症状も強く、通常これらの激しい症状は5日間ほど続きます。気管支炎、肺炎などを併発し、重症化することが多いのもインフルエンザの特徴といえます。さらに脳炎や心不全を起こすこともあり、体力のないお年寄りや乳幼児などは命にかかわることもあります。このように、短期間に小児から高齢者まで膨大な数を巻き込むという点でも普通の風邪とは異なります。また、インフルエンザが流行すると65歳以上の高齢者の死亡率が普段より高くなるという点でも大きな違いがみられます。

 

インフルエンザが流行る時期

 インフルエンザは冬、つまり12月~3月にかけて流行します。気温が低く乾燥した冬は空気中のウイルスが長生き出来るからです。更にこの時期は冷たく乾燥した空気で鼻や咽喉の粘膜が敏感になり弱っていることに加え、年末年始で大勢の人が移動することでウイルスが全国的に広がる原因となります。これらの事が重なって流行しやすい時期となります。

 

インフルエンザ予防

 風邪もインフルエンザも基本的に予防方法は同じです。 以下の事に気をつけましょう。

1) 外出後の手洗い、うがい、洗顔新橋外来センター:インフル

 インフルエンザの感染経路の飛沫感染と接触感染が挙げられます。感染者や患者の鼻水、咳、くしゃみによって飛び散る飛沫にウイルスが含まれているので、手洗い、うがいは感染予防に有効といえます。多くの皆さんがこの時期はきちんと外出後に手洗い、うがいを行っていらっしゃると思います。でも洗顔となるとどうでしょう。実は顔などにもインフルエンザウイルスは付着している場合があります。万全を期すためにも洗える部位は洗うよう心がけましょう。

2) 適度な温度、湿度の保持

 インフルエンザウイルスは乾燥した状態で活発に活動します。空気が乾燥すると咽喉の粘膜の防御機能が低下し、風邪やインフルエンザウイルスにかかりやすくなります。ウイルスの活動を最小限にする為にも加湿器などを使って部屋の湿度を保ちましょう。加湿器がない場合は霧吹きなどで定期的にスプレーするとよいでしょう。その際、室内の換気をするのも忘れずに。また、身体を冷やすと免疫力が低下してくるので、室温を保つ工夫が必要です。

3) 栄養と休養を十分にとる

 身体の抵抗力を高めるために日頃から十分な休養(睡眠)とバランスのとれた食事(栄養)を心がけましょう。

4) 流行期には人ごみを避け、マスクを着用する

 風邪やインフルエンザウイルスが流行してきたら、高齢者や慢性疾患を持っている人、疲労気味、睡眠不足の人は人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出する場合はマスクを着用しましょう。マスクをつけることによって他人からの感染を防ぎ、また他人に感染させることも防ぐ効果があります。但し、外出は必要最小限にして極力短時間で切り上げるようにしましょう。

 

新型インフルエンザとは?新橋外来センター:インフル

 新型インフルエンザは、人類がこれまでに出会ったことのないインフルエンザで、季節性インフルエンザと抗原性が大きく異なります。したがって免疫を持つ人がほとんどいないことから、全国的かつ急速な蔓延により国民の生命及び健康に重大な影響を与える恐れがあると認められるものをいいます。
 新型インフルエンザは、ほとんどの方が免疫を持っていない為、通常のインフルエンザに比べると感染が拡大しやすく、多くの人が感染することが考えられます。またその症状が強く、致死率が高い場合には社会的にも影響を及ぼします。特に世界的に大きな影響を及ぼす流行をバンデミックと呼びますが、これまでにもスペインかぜ、アジアかぜ、香港かぜなどが記録されています。新型インフルエンザの感染経路は通常のインフルエンザと同様で、咳やくしゃみとともに放出されたウイルスを吸い込むことによって起こる飛沫感染と、ウイルスが付着したものを触れた後に目、鼻、口などに触れることで、粘膜・結膜などを通じて感染する接触感染が考えられます。

新橋外来センター:インフル

 

今年は例年にも増して日によって寒暖の差が激しく、風邪をひきやすい状況になっています。
着る物に注意して体調管理に気をつけましょう。

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